極端な一族。

　まったく寒くなったり、暖かくなったりと、身がもたない日が続くね。父はお客様との施術中「暑い寒いは当たり前、皆大げさすぎる。」とよく言うが、私としては、この気温の中、店にエアコンを入れてるわけでもないのに、半袖のシャツ一枚でいる人の方が、よほどおかしいのではないかと思う。

　そして、営業終了後は、自分一人だけコタツに入っている。まったく理解できない。

　理解できないと言えば、亡祖父も冬になると、暖房を異常な温度に設定して、外から事務所に入ってくる人を困惑させていた。

　本人は下着の隣のような格好だから良いらしいが、まわりの人は数分いれば気持ち悪くなるような暑さであった。

　その路線を引き継いでいるのが長男であり、店の設定温度がとても高い。自宅も１０年以上前の話だが、玄関からいきなり暖房全開である。

　弟もよく似た感じなのだ。そして、私はと言えば、寒がりである事は否定しないが、着こむタイプで、エアコン系はあまり得意でない。

　朝、着替える時に少し必要かな。営業中は薄着なので、それなりにエアコンも必要だが、エアコンの場所が悪いので、直風になるから、やはり苦手である。

　このように、我が家はほどほどと言うか、普通の人はいない。